FMC で18手を出し single PB を更新しました。とても嬉しいです。その思考過程を公開します。
スクランブルは FMC のオンラインコンテスト FMC Weekly の 2/22~2/28 の回の3試技目のものです。
() は inverse, X* は X or X' を意味します。

解答

D (U' L' U) // EO (4/4)
R B L' F2 L R2 F // DR (7/11)
R2 [1] U2 D2 R' // HTR (4/15)
D2 R2 D2 x2 // 4x (3-1/17)
[1] = M E2 M' E2 // finish (8-7/18)

Solution:
D R B L' F2 L R2 F R' L' F2 B2 L' U2 R2 U L U (18)

思考過程

EO

(B L* U R), D* U L U, D (U' L' U)

bad edge の数は FB, UD 軸で6個、RL 軸で8個とほぼ平均並みですが、位置が悪く4手以下は少なかったです。 この時点では5手 EO も探すことを覚悟していました。

DR

D U L U ルート

U2 F L' B' L2 F2 R2 B F' L2 F R (15)
U2 F' R F D2 F2 U2 R2 F B2 R (14)
L F' U2 R F2 L U2 R' L2 F (14)

5手 EO を探したくないという心理が働いたのか無駄に深堀りしてしまいました。

(B L' U R) ルート

(R2 B2 D' B' F U2 F' D) (11)

ブロックはありませんが、good corner だったので印をつけました。

D (U' L' U) ルート

(U2 B' R B L2 B' D2 R2 F L) (13)
(L2 B D2 R B2 L' B2 L' R2 B) (14)
R B L' F2 L R2 F (11) [HTR1][HTR2]

採用ルートとなった11手だけ詳しく説明します。
まず R B で DR-4e4c にします。次に L' F2 か R' D2 でバーが作れますが、中段エッジを見て L' F2 を採用します。 最後に L R2 でセットアップして DR trigger F で DR が完成します。

Skeleton

D (U' L' U) ルートを探し終わった後、キューブを直すついでに11手 DR の先を探すことにしました。 結果的にはこの DR しか探してません。

D (U' L' U) // EO (4/4)
R B L' F2 L R2 F // DR (7/11) [HTR1][HTR2]

[HTR1]
U2 D2 R // HTR (3/14)

[HTR2]
R2 U2 D2 R' // HTR (4/15)
D2 R2 D2 x2 // 4x (3/17)

DR 時点で HTR のバーが完成していたので、素直に [HTR1] のように HTR を作りました。 対称的な見た目から直感的にもっとエッジの揃った HTR が作れそうだと思い、一度 DR まで戻ります。 R2 するとペアが多く揃うことに気づきそのまま [HTR2] を作りました。そしてセンターを無視して skip させることが出来ました。

Insertion

D (U' L' U) // EO (4/4)
R B L' F2 L R2 F // DR (7/11)
R2 [1] U2 D2 R' // HTR (4/15)
D2 R2 D2 x2 // 4x (3-1/17)
[1] = M E2 M' E2 // finish (8-7/18)

x2 のずれなので、M*, E2, S2 とキャンセルしそうなところを探し7手キャンセルを見つけました。
この時点で開始30分でしたが、とりあえず解答を FMC Weekly に入力します。数え間違いをしており19手だと思って解答を入力したら18手が表示され声を出して驚きました。
その後も手数を更に減らせないか探しましたが、頭がふわふわして集中できず、FMC Weekly にきちんと解答が保存されたか何度も確認して終わりました。
(ちなみに (B L' U R) ルートの11手 DR は存在を忘れていました。)

実際のメモ

落ち着いて見直してみるとこの DR は BB 的に解答まで一発で辿り着けるものでした。 最初から BB 的アプローチを選べるよう判断力を上げ記録を安定させたいです。

Scramble

R' U' F U R2 U' F2 U R2 D F2 R2 B L' D' B' F' L' R F2 L' B2 R' U' F